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舞台「真田十勇士」(in 梅田芸術劇場.2014.2.13,18,19)

2014.02.13

10月の「ロミオ&ジュリエット」ぶりな、大阪は梅田芸術劇場。
ここは新幹線からだと、本当にアクセス良くって助かるなあとしみじみ。
劇場自体は、私の好きな劇場の中に入る部類です(*´∀`*)
 
 

 
グッズはパンフのみお買い上げ。
幕間に物販の販促も兼ねて、キャストさんたちがそれぞれアイテムを手にしたショットが流れてました、
鎌ちゃんは、扇子だったかな?
 
 
 
私的な初日となったのは、13日のソワレ。
その後は、3階センターと1階中央上手、また3階センターって感じのお座席での観劇。
 
初日はお友達に取っていただいたVOICE枠のチケット。
4列目のお座席でした。
座席に着くなり思ったのは、近っ(゚д゚!!)
すでに紗幕に映像が映されてたんだけど、その全容は首を目一杯上げないと見れない距離。
贅沢な話です。
ちなみに、こちらのお座席で観劇したとき、予備知識なしで観ていたんですが……。
勘九郎さん演ずる佐助が、客席降りしたときに客席内に入ってきまして、思いっきりぶつかりながら前を通り過ぎていった\(^o^)/
荷物置いてたから焦ったわw
 
 
 
 
とりあえず、初回見た限りの感想……。
 
 
 
うーん。
うーん……(^^;;;;
 
 
なんだろう、このモヤっとした感覚。

なんにせよ、1幕が長い……。
2時間以上見ていたような勢い。
すっごい時事ネタというか、小ネタでギャグをそこここに挟んでて、しかもサラッと済ませてるから「え……? それ必要?」っていうのもチラホラ。
リピーターには分かっている日替わりネタとか、アドリブシーンなんだろうけど、それでなくても台詞量多いのに、なんだか……お腹一杯な感じ。

これが堤節っていえば、それまでなんだけどね。
もちろん堤さんの作品好きだから、そういうのもたくさんあるの分かってはいたけど、もはやここまでとは。

おもてなし、じぇじぇじぇ、倍返し、いつやるの「今でしょ」、グリコ、AQUO、なんか元ネタわからないけど、桃李くんのイケメンビームみたいなの多数とかとか……。
これ、いちお時代劇だよね……?


それでなくても勘九郎さんの台詞の凄さといったらもう……。
そこにつれて、こんなギャグパートとかあれこれふっ込みつつ、常に動いて色んな表情を見せる佐助。
本当に居たたまれないくらいに大変だろうな、と思った。
多分、相当色々と気にかけてサポートしてると思うのです、素人目に見ても……。


でも、一貫してとっても良いお味をだしていたのは、娘役のおみっちゃんです( *´艸`)
めっちゃ可愛かったー!
佐助と上手くいって欲しいなっ。
表情がくるっくる変わって、佐助といい組み合わせだと思った。





和樹くんの由利鎌之介は台詞こそそんなに多くはないんだけれど、要所要所でグッと来る仕草や言葉もあったり。

「戦いにしか身を置いてこなかった人生だからこそ、来世での平穏な人生を望む」という台詞には重みがあって。
十蔵に対する仕草がつれないところや警戒しながら避けてる素振りも多々ありつつも、意外に甲斐甲斐しい姿を見せる(個人的にそう感じたのは、死地への戦いに向かう前夜の杯を交わすシーン)十蔵や、お調子者の甚八と静かに酒を味わう穏やかな表情。
最後に十蔵と共に命を落とすシーンも、互いに気にかけあう姿がグッとこみ上げるものもあって。
もちろん、変な意味じゃなくってね(^^;;


最後の大立ち回り、本当に迫力もすごくって、あの槍を持ちながらの他の役者さん方との距離感・タイミングの計りかたには感嘆してしまったほど。
真面目キャラだからこそのコミカル要素が出てるシーンもあるのに、そのギャップときたら……。
思わず拳を握り締めて、毎回見てしまいました。
片目が見えないので瞑っているのに、このシーンは見開いていたりするんだよね。
そういう細やかな和樹くんの演技が、やっぱりいいなあ……と思ったり。

それでも走るときの姿は相変わらずで、ちょっとほっこりしちゃったりもするんだけどね( *´艸`)
あの前傾姿勢は、おそらく直らないな(笑)

 
ちなみに、登場時の初台詞が「チェストオオオオ」で、びっくりしました(笑)
その後ややしばらくでてこなかったけど、ざんばら髪で出てきたときには、さらに目を見張ったけどw
個人的に、佐助に風呂入ってきたら? と言われたあとの鎌ちゃんと、その前の鎌ちゃんの綺麗具合がどれぐらい変わったのかがイマイチよく分かりませんでした←←
今度じっくり見直してみます\(^o^)/
 
 
 
十蔵は、鎌之介に対する仕草が最初からおかしくて、見てるだけで笑ってしまうほど。
実は重たい役を負ってたけれど、それでも明るくおかしく、でも時には真面目にと表情をかえる高橋くんの演技は凄かった。
鎌之介にアプローチしてもさらっとかわされるだけでも面白いっていうのに、そのくせ実は鎌之助の言葉を受けて甲斐甲斐しくしてる姿もあったのが印象的でした。
よき妻になると思うよ本当に・゚・(ノД`)・゚・
 
 
 
村井くんの六郎も、戦闘力はないのかもしれないけれど、人一倍真田幸村を思う気持ちは強く、その演技にはすごく胸を打たれた。
八犬伝のときぶりだったけど、やっぱり村井くんいいなあと思ったし。
千秋楽、ハイタッチを一階のお客様にしてたんだけど、村井くんはステージに戻ってからはしばらく二階席三階席に向けて、ハイタッチをする仕草をしてくれてたよ。
 
 
 
蒼くんの大助も、台詞が聞きとりにくいところや、活舌気になるところはあれど、14歳という役柄で、まだ本当の戦場の恐ろしさを知らない幼さ、そして父の背中をひたむきに見つめて誇りに思う姿はしっかり出ていて、だからこそ、後半の親子のシーンは涙が出たし。
とにかく蒼くんは可愛かった(*^^*)
健気に父親を尊敬する姿を、演じてたと思う。
蒼くんの笑顔見るたびに、ほわっとした気持ちになれました。
父幸村の腕の中で、父よりも先に旅立つ姿は本当に可哀想だった(T_T)
そうそう、アドリブのシーンがあったんだけど、どの日だったか忘れましたが、その蒼くんのアドリブにこらえ切れなかったのか、和樹くんが不意に横を向いて吹き出すのこらえてたのが印象的でした( *´艸`)
まあ鎌ちゃんは、そこで笑っちゃうキャラじゃないもんねw
 
 
 
そんな大助をお守りする、六郎役の青木くんもとっても良かった。
その献身的な姿は印象的だったし、台詞はすごい訛りが凄くて、どこのトリックに出てくる怪しげな村の人だってレベルだったけど(笑)
 
 
 
石垣くんの仙九郎もとってもキャラが立ってて、動きもなかなか機敏だし、シュールな体勢をしながらもかっこいい役だった。
個人的には、和樹くんがこの役でも面白かっただろうなあ……と思ったくらい(´∀`*)
仙九郎と十蔵と鎌之助のいざこざは……うん、深く考えるのはやめようと思います\(^o^)/
恐怖の三角関係(^o^;)
 
でもまあ、ある意味仙九郎の嫉妬心を感じる部分もあったようななかったような(モゴモゴ)
ただ、この三人の戦いのシーンは息を呑む展開だったし、ハラハラしながら、固唾を飲んでしまった。
千秋楽の挨拶のとき、ちょいちょい隣にいる和樹くんになにか話しかけてた(笑)
 
 
 
真矢さんの淀君は、美しかったー。
特に、幸村のいるところに山を越えて単身向かうときのお姿の凛々しいことよ!
なんていうか、幸村と大助の親子愛とは別に、秀頼と淀の親子の関係もある意味対照的な感じがして、ここは良かったかな。
気になったのは髪型かな。
なんか後半左側のアレンジが乱れ髪みたいに見えて……。
お衣装は天女さまみたいで素敵だったのに(T_T)
もちろん、見た目はお美しいのですが、キャラ的には色々なものを抱えているゆえに、どうなんでしょ……って感じだけど。
淀君の一存で決めたことが裏目に出て、十勇士の仲間たちが命を落とすことにもなったわけだし。
 
 
 
 
そしてやっぱり凄いなあと思ったのは、アンサンブルの皆様。
彼らの役があってこそ、色々なシーンが華やかになったり、戦闘シーンでは息を呑むほどの迫力が出たりするんだよね。
2幕の大阪城での戦いは、手に汗握る迫力だった。
舞台上でのセットの転換とかもされてて、本当支えてくれてる方々だよなあとしみじみ。
 
 
 
比嘉ちゃんは、可愛かったけど、声低くしてクールに頑張ってたけど、なんかキャラが一貫してもうちょっと復讐というか、冷徹な中に静かに愛情を出す役だったらよかったのに、なんか途中から妙に乙女になってきて……。・゚・(ノД`)・゚・。
そしてなんかギャグ要員みたいになってるとこもあったりで、え? っていう。
どうしてこなった……。
才蔵との絡みが特に、なんかここ必要? なのが多く。
比嘉ちゃん自体は良かっただけに残念。
 
 
松坂くんは、正直あまり記憶に残っておらず(^^;;;
彼、あんまり皆と一緒にいるときも話加わらないし、気づくと下手隅にひっそりいるけど(笑)
佐助と火垂との絡みばっかだったし、セリフも割かし少なかったような……。
とりあえず、ビームと空中ワイヤーなイメージでした。
ファンの子はたくさんいたみたいで、キャーキャー一挙手一投足に反応されてましたが。
 
 
 
 
 
 
やっぱり「勘九郎さんありき」な雰囲気は感じたかな。
そして、基本ギャグ。
ゆるい中に、ところどころ締める部分はあれど、基本ギャグでした、うん。
これだけのキャストをそろえて勿体ないなあ……って思ったけど、これはこれで割り切って楽しめれば勝ちなんだろうと思う。
正直私は、ほとんど笑いが上がってるとこでも笑えなかったけど(^^;;;
 
 
 
ただ、もし再演があったとしても、足繁く通いたい! と思える作品ではなかったかなあ。
ごめんなさいですが。
脚本の感想としては、大変失礼ながら、正直私の中ではデジハリ作品と同レベルに感じた\(^o^)/
KOBとか陰陽師とかあれとかとね……。
 
 
しつこいようですが、もう少しギャグ要素少なくしてくれてたら、また違ったと思うんだよね。
そこが惜しい。
目に見えて笑いを取ろうとするのではなく、後ろでコソコソと役者さんがやっているのを見ているほうが、個人的には好きなんです。
 
あと、2幕の戦闘シーンはとっても迫力もすごかったので、逆に映像が間延びしてしまった感も勿体なかった。
ただ、堤監督にとっても今回の作品、今後さらに舞台に関わっていくおつもりならば色々と勉強になったんじゃないかなあ……と思った。
偉そうな言い方だけどね(^^;;
 
 
あ、カテコは毎回真面目な顔をしながらも、出演者様が一列に並んで、両手でウルトラマンみたいな格好しながら進んできて、最初ん? って思ったんだけど、あれ「十」をイメージしてたんだね\(^o^)/
最初気づかなかったw
和樹くんの鎌ちゃんは、そりゃもう真面目な顔をしたままパラパラとかしだすから、シュール!!
 
 
 
時代ものは、デジハリ2部作、里見、そして真田と来てるけど、やっぱり難しいのかなあ。
でも、ベスだって時代物だけど、しっかりできている部分あるし、それは別として、他の西洋モノとかだってきちんと描かれているものもあるし、どうなんでしょ、脚本と演出の相性しだいなのかな。
今度の11月舞台も、どうなるのかドキドキしながらですが、待っていようと思います。
 
 
 
【大阪・梅田芸術劇場】

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