服を買おうと立ち寄るデパートでも買出しに行くスーパーでも近所の小さなコンビニでさえ、この時期になるとイベント色で染まる。
 綺麗に包装されているそれらを見る分には、これといって被害はない。
 しかしひとたびその中身が姿を現せば、麻澄は一分たりともその場に足を止めておくことはできそうになかった。

 ゼミ分けの書類を大学に提出しにいった帰り道、冷蔵庫の中が空だったことを思い出した麻澄は駅前の老舗デパートに足を向けた。
 俗に言うデパ地下の食品売り場をぐるぐると回り、とりあえず適当にかごの中に食料を入れていく。
 そんな売り場の一角に、高校生らしき年頃の少女から熟年の老女までが、黒山の人だかりになっている箇所があった。
 ─―なんだろう……?
 そこだけ異様に込み合っているのだから興味を引かれるのは無理もない。
 吸い寄せられるように人だかりの傍まで近寄って覗き込むと、麻澄は硬直した。
「ベルギー産生チョコレート、通常一粒三百円のところを、ただいま二百円で提供させて頂いておりまーす。本日バレンタインですので、ぜひお求め下さいませー」
 一見するとメイド服と勘違いされそうな白と紺を基調とした可愛らしいデザインの衣装を身に纏った女性店員が、方々に呼びかけていた。
 人だかりの原因はこれだったのである。
 チョコレートという言葉を聞いただけで背筋に悪寒が走る麻澄は、一目散にその場から逃げ出した。
 レジで会計を済ませていると、今日がバレンタインだったということをはじめて思い出す。
 二月に入れば大学も休みになるため、とかく日にちやイベント毎に疎くなってしまうのも無理はない。
「バレンタインか……」
 それこそ、中学・高校と山のように貰うことも多かった麻澄であったが、大学に入ってからは事前に甘いものは大の苦手だと女友達にも言ってあるためか、そういった類のものを貰うことも全くなくなった。
 その替わりに、一月の内に煎餅やら何やら塩気のあるお菓子が大量に家に出現するようになった。
 甘いものが苦手ならば、反対のもので……。
 友人たちの考えは皆同じようだった。
 自分が甘いものが苦手ということも手伝って、恋人である瑛にはただの一度もチョコレートをあげたことはない。
 もちろんそのことは瑛も充分判っているため、麻澄に求めたこともなかった。
 しかし、例えそれが甘いチョコレートでなかったとしても、麻澄の気持ちのこもったバレンタインのプレゼントが欲しいと思っている……そんな瑛の気持ちが、他人よりも恋愛ごとに疎い麻澄に届いているはずがなかった。



 せっかくのバレンタインだというのに、救命救急で働く医師たちには、『早上がり』などと言う言葉があるわけでもなく……。
 風邪の症状を訴える子供から交通事故で運ばれてくる重症患者まで、船越総合医療センターは朝からずっと、病人怪我人で溢れ返っていた。
 時刻も既に二十時を回り、ようやく医師たちの手も空きはじめた頃だった。
 午前に一件午後にも一件、大きなオペを担当していた瑛は、流石に疲れた面持ちでデスクに戻る。
 そこには所狭しと山積みにされた小箱などが置かれていた。
 それはもう、コーヒーを置くわずかな隙間もないほどに。
「相変わらず宮園くんは物凄い量だな〜」
「僕なんてたった四個ですよ……」
「俺なんか、かみさんに貰えるだけっすよ」
 同僚の医師たちからの羨望の眼差しを受けている今このときでさえ、 またしても他の科の看護婦がなにかを持ってくる始末だ。
 来るもの拒まずという性格のためか、にこやかに笑顔を振りまきながらそれらを看護婦から受け取った。
「ま〜、こんなに貰って……彼女の麻澄ちゃんに恨まれちゃうわよ〜」
 パンを頬張りながら片手で山の中から一つを掴み、瑛の前でちらつかせる。
「教えちゃおうかな〜」
 香子は、イベントの度に瑛をからかうことを目下の楽しみとしている節が見受けられる。
 瑛に対して恋愛感情を持ち合わせているのではなく、この可愛げのない後輩がたった一人の恋人のために、普段 クールで通している顔をなんのためらいもなく捨てるのだ。
 その恋人がどんな人物であるのかが気にかかるのである。
 瑛を問い詰めたところで、決して口を割ろうとはしなかった。
 その仕返しといわんばかりに、この手の話題でからかって遊んでいる。
 相変わらずの香子の物言いに、瑛は睨みを効かせながら反撃をした。
「……香子先輩。行き遅れのひがみですか、それは」
「……なんですって?」
 一人身でいることが信じられないほどの美貌を持ち合わせている香子が、なぜ未だに相手を見つけていないのか……瑛としては、そちらの方が気にかかって仕方がない。
「それより先輩、今日は早く上がるんじゃ?」
 その美しい顔をわずかに怒りで引きつらせているのを見てしまった瑛は、慌てて付け足した。
 これ以上いらぬことを言ってしまうと、後々の仕返しが恐ろしいのであえて話を打ち切る。
「話を逸らしたわね……」
 じとっとした眼差しを向けられた瑛であったが、デスクぎりぎりの場所に置かれていたコーヒーを手にして口元に運びながら、香子に背を向けた。
「…………」
「ま、それはいいとして。はい」
 逃げ腰でいた瑛に差し出されたのは、グレー地に金色で書かれた有名ブランドの名前の袋。
「先輩からですか?」
「なに言ってんの? そんなに貰っておいて、私からも貰おうってわけ?」
 秀麗な眉を寄せ、呆れたように香子は瑛を咎めた。
 そもそも、義理で貰ってもあげても嬉しいものでもないと考えるタイプの人間なだけに、 香子は瑛以外の同僚にすらあげていなかった。
「事務局で預かったのよ。宮園先生に渡して欲しいって来た人がいたんですって」
「俺に?」
「色が白くて背の高い、凄い綺麗な人だったって言ってたわよ」
 身近にいる人間を思い起こしながら、袋の中身を確認する。
 ラッピングを開けるとそこには、瑛が昔から愛用している香水のボトルが一本と掌に収まってしまう程に小さなチョコレートの箱が入っていた。
「相手の名前、言ってました?」
「渡して欲しいって言っただけで、すぐに帰ったんですって」
 その言葉を聞き、思い当たる人物が一人しかいないことに気付いた。
 袋を愛しむように握り締めながら机の電話に手を伸ばす。
 数回続いたコール音の後には、恋しい相手の優しい声が響く 。
「はい、永瀬です」
「麻澄?」
 まるでベッドの上で……寝ている耳元で囁かれるかのような甘い声色に、 受話器越しだというにも関わらず麻澄は肩を震わせた。
「あっ……瑛?」
「悪かったな、ここまで来てくれたんだろ?」
「うん。医局まで行くのもあれだったから……事務局の人に預けてきたんだ」
「香水、ありがとうな。丁度切れそうだったから助かった」
「……?」
 瑛の言葉に、麻澄は一瞬眉根を寄せた。
「麻澄がチョコレートまでくれるなんて、はじめてだよな?」
「あ……、うん」
「家に戻ったらゆっくり食べるから」
「……うん」
「じゃあ、また落ち着いたらそっちに行くから」
「……仕事、頑張って」
「あぁ」
 続いて響く電子音に、麻澄は大きくため息を吐いた。
 香水……、チョコレート……。
 仕方がない、と、諦めるのが一番良い解決法なのだと自分に納得させる。
 患者はもとより、看護婦や医療関係者、 行きつけの店の店員にすら貰っているに違いないのだから、自分のものと間違えられてしまったとしても。
 けれども、勇気を出して持って行ったものが気付かれていないまま眠っているのだと思うと悲しかった。
 年上の……それも、容姿も整っていて財力もそれなりにある、 ましてや医師でもある相手と付き合うことの代償を受けることは、今にはじまったことではない。
 この程度のことで落ち込むなど、自分には似合わないのだ。
 子供だと思われたくない。
 それは、傍にいると決めたときからいつでも麻澄の心の中で漂い続ける感情。
 ――言わない限り分からないことなのだから……。
 一方でそうは思いたくないと思っている自分に現実を認めさせるために、麻澄は何度も苦しい答えを言い聞かせた。



 街中のネオンが煌々となる時刻に差し掛かり、 飲酒による事故の怪我人やアルコール中毒になりかけている人々のように、 夜に多く見られる容態の患者層に変化していた。
 夜勤担当者の医師たちがシフトに就きはじめると、日中勤務の医師たちにはようやく身体が解放される時間が訪れる。
 抱えきれないほどのチョコレートたちを持ち帰るため、 瑛は手近にあった薬品の入っていた空き箱を手にとった。
 ゆうに四十個は超えているであろう菓子たちは、次々とその箱へ無造作に詰め込まれていく。
 ロッカーで着替えを済ませカバンを小脇に挟むと、箱を抱えた瑛は 前方に気をとられながらエレベーターに乗り込んだ。
 すれ違う同僚たちに抱えた箱の中身を見てからかわれ、 一体これほどまでにあるものをどうやって片付けるべきか……と、 頭を痛めながら事務局の前を通り過ぎようとした瑛だったが、その姿を見つけた看護婦が慌てて駆け寄った。
「宮園先生っ!」
 品のいい黒色の袋を手にしてやってきた看護婦は両手の塞がっている瑛に困りながらも、 どうにかそれを手に掛けさせた。
「夕方、先生に渡して欲しいと来られたんですよ」
「俺に?」
 つい先刻、香子に言われた言葉が頭を過った。
「それなら、佐伯先生から預かったけれど」
「佐伯先生にお渡しした少し後に、いらっしゃったんです」
「名前は?」
「っと、ちょっと待っててくださいね」
 咄嗟に預かっていた荷物だけを持ち出してきたため、隣に置いていたメモを取り忘れた看護婦は机に戻り、書き込まれていた内容を告げる。
「えっと、永瀬さんっていう方でした。男の方……でしたけれど、お知り合いですか?」
 彼女の言葉を聞いた途端、瑛は手にしていた荷物を床に放り出す。
 ――今、自分の手の中にあるものが麻澄からのものだというのなら、さっきのは……。
 看護婦の質問にも答えぬまま、その黒色の袋に手を入れた。
 袋と同一の色柄の箱には銀色のリボンが結われている。
 それをそっと外し、梱包されていた箱を開く。
 電灯の光を淡い色で四方に反射させているそれは、ただ一本のものに過ぎないというのに、 小さく自分を主張するかのように輝いていた。
「わ、ガラスペンじゃないですか。しかも、相良工房の!  品薄でなかなか買えないんですよね。いいなぁ」
 箱を覗き込みうっとりとした声を上げる看護婦に、瑛は瞳を上げる。
「相良工房?」
「あ、先生ご存じありません?  一点ものだけ作る職人さんで有名なんですよ。私も欲しいんだけれど、なかなか……」
 しっとりと手に馴染む違和感のない重み、そして冷ややかな感触が瑛の手に広がる。
 そして、同じ袋の中に入っていたもう一つの紙袋に目が行った。
 中を開ければ、青と黄色、そして桃色のワイヤーで括られた小さな飴が僅かながら入っている。
『香水ありがとうな。丁度切れそうだったから助かった』
『麻澄がチョコレートまでくれるなんて、はじめてだよな?』
 俺は、なにを言った……?
「佐伯先生に預けたのを持ってきた人、誰だったか分かる?」
「あ、あの方ですよ。先生にいっつも熱心に保険を勧めている綺麗な人。 受け取った子が名前を聞きそびれたらしいんですけれど、私、丁度休憩帰りに見てたので」
「仲川さんか」
 確認も取らぬまま電話をしてしまったことに対し、今更ながら深い後悔の念が込み上げる。
 仕事の邪魔にならないようにと気を利かせて事務局に預け、黙って帰った麻澄の思いを、 たった一言で踏みにじってしまったのだから無理もなかった。
 元来社交的なことが苦手な麻澄は、あまりこういった類の贈りものをしたがらない。
 贈るのも苦手であり、当然、自分に向けられることも得意とはしていなかった。
 その麻澄が、わざわざ持ってきたもの。
 他の誰にでもなく、瑛は自分自身に苛立ちを覚え奥歯をきつく噛み締めた。
 こんな気持の状態で、電話で謝って終らせるわけにはいかなかった。
 ――顔を見て、直接話がしたい。
「わかった、ありがとう」
 床に放り出された荷物を拾っていた彼女に小さく礼を言うと、瑛はそれを受け取って足早に駐車場に向う。
 キーを回しエンジンをかけると、車を温める時間すら与えずアクセルを踏んだ。
 飲み帰りの会社員たちがあちこちでタクシーを拾っているためか、大通りはかなり混雑している。
 先を急ぎたいという思いからか、無意識の内に瑛は舌打ちを繰り返し、ステアリングを叩くスピードも徐々に上がっていった。
 なんとか渋滞を抜けた頃には、三十分で着く道程のはずが倍以上の時間がを費やしてしまったいた。
 来客用の駐車場に車を停め、取るものも取らずにマンションのエントランスホームに向いながら、コートの袖をまくり時刻確認をする。
 時刻は既に零時半を回っていた……。
 セキュリティーの都合上、住人の鍵か暗証番号または部屋に備え付けの施錠ボタンを押さない限り、 入口の自動ドアが開くことはない。
 しかし、建物側から出てくる人がいると別だった。
 インターフォンを押そうとしたそのとき、ラフな格好をした青年が建物から出てくる。
 タイミングよく開いたそのドアを潜りぬけた瑛は、待機していたエレベーターに乗り込んだ。



 もうもうと湯気が立ち込める浴室で、バスタブの淵に肘を立てながら麻澄はうとうととまどろんでいた。
 心地よい温度の水面がたゆとい、肌に馴染む。
 シンと静まり返った中聞えるのは、天井から滴り落ちる水滴の音。
 なにを思うこともなく考えるわけでもなく、両の瞳を閉じている。
 その静かな空間を切り裂くように、突然部屋中に呼び鈴が響き渡った。
 ここに入る前に時計を見たときは零時を少し回った頃だったはず、と、麻澄は眉を寄せる。
 いくら男の住む家だからといって、こんな夜更けになんの連絡もなく訪れるなど考えられない。
 以前、隣室の住人が酔い潰れ、 間違えてこの部屋に入ろうとしたことがあったと思い出す。
 濡れた身体を簡単に拭い、手近にあったバスタオルを腰に巻きつけた麻澄は、インターフォンの受話器を取る。
「はい」
 続いて映し出されたモニタの中にいる人物を目にし、麻澄は言葉を詰まらせた。
 なんで、こんな時間に!?
「麻澄、悪いがちょっといいか?」
 想像すらしていなかった人物の訪問に、返す言葉もきれぎれになる。
「あ……ちょっと、待ってて」
 慌てて下着とジーンズに足を通し、大ぶりのシャツを着込んでドアを開けた。
 冷え込む冬の夜風が、湯上りの身体から容赦なく熱を奪っていく。
 思わず身震いする麻澄を風から庇うように中に押し込め、瑛は玄関の扉を閉めた。
「どうしたの、こんな夜中に」
 恐らく仕事帰りだろうと思われる瑛の姿に、麻澄は首をかしげた。
 どこか思いつめたような眼差しを肌で感じ、立ち話も難だから……と声をかけ、瑛をリビングに招いた。
「さっきの電話」
 腰をおろした瑛が呟いたその言葉に、麻澄は微かに肩を揺らす。
「てっきり麻澄が届けてくれたものだと思い込んでたんだ、悪かった」
「あー、あれね。気にしないでよ、別に女の子でもないんだしそのくらい気にしてないから」
 ――嘘だろう? 本当は悲しかったくせに。せっかく渡したのに……って思っていただろ?
 言葉と裏腹に、麻澄の心の中ではもう一人の子供の自分が囁いていた。
「茶化すなよ」
 ふいに片腕を掴まれて麻澄は苦笑した。
「茶化してなんか……」
 ない、そう告げようと思ったはずなのに、自分を見つめる瑛の眼差しを感じて麻澄は目を逸らした。
「嬉しかったんだ、麻澄が自分から持ってきてくれたんだと思って」
 ソファに座る自分の足の間に、麻澄の身体を引き寄せる。
「色が白くて背の高い綺麗な人だったと聞いたから、麻澄以外思い浮かばなかった」
 シャンプーの香りが漂う濡れた髪を、瑛は指で梳くように何度も撫であげる。
 気にしていない……麻澄ならそう言うだろうと思っていた通りだった。
 仕事でデートが潰れたときも、緊急の手術で呼び出されたときも、些細な喧嘩をしたときでさえ、麻澄は決して責めたりはしない。
 いつも、どこか寂しげな影を瞳に宿しながらこう言うのだ。
『気にしないで』
 無意識の内に多忙な自分自身を気遣っているんだと、瑛なりに感じてはいた。
 年も離れている上に、麻澄自身は女でもない。
 そういうことに対して人目なども気にしながら、どこかで自分を押さえているんだろうとは気付いていた。
 瑛自身も、そんな麻澄に甘えていた節があったのだと反省する。
 そして、それらが原因となって麻澄を傷つけていたのだということも。
「仕事で使っている万年筆が壊れたって言ったの、覚えててくれたんだろ?」
「う、ん……」
「綺麗なガラスペンだった。大事にする」
「本当?」
「あぁ」
 少し前に、瑛が大学時代から愛用していたペンが壊れたと話していたことを、麻澄は買い物の帰り際に思い出したのだ。
 自宅のドアにかけるのも難だと思ったために病院の受付に頼んできた。
 そうして、同じようなことをした人物と勘違いされたのだ。
 そもそも手渡さなかったことに、そして慣れないことをしてしまった自分に非があるのだから、瑛にここまで謝られてしまうと、麻澄はむしろ気が引けてしまった。
 ――けれど、ここまでしてもらえるのが、嬉しい……。
 心の中では、もう一人の自分がそう感じているのだった。
「オレの方こそ、ちゃんと持っていかなくてごめん」
「なに言ってるんだ、ちゃんと貰っただろ?」
「うん」
 ようやく微笑を取り戻した麻澄の目元に優しく口付けを落とすと、瑛は麻澄の身体を解放した。
「どうしても、謝っておきたかったから来たんだ。悪かったな」
 カバンを手にして立ち上がり帰ろうとする瑛のコートの裾を、麻澄は遠慮がちに掴む。
「もう遅いし……泊まっていかない?」
 頬を薄く染めるその表情、その仕草を、瑛が拒めるはずもなく。
 恋人の甘い誘いの言葉に身を委ね、車内に眠る大量のプレゼントたちの行く末など気にも留めず、瑛は麻澄の形の良い口唇に触れたのだった。



end............





そういえば…この作品は、OMCの投稿用にも送ったオリジナル作品でした。
一部修正したけれど、あとはほぼ使いまわし(^^;
思えば、無茶をしたもんです(笑)

さて、それはさておき、今回も部分的な加筆修正をしております。
でも、本シリーズほどではないかな??
ガラスペンというのは、上から下まで全てガラスで作られているペンのことです。
インクをつけて書く…という点では、中世などの映画でも良く出てくる、
羽ペンなんかに近いものがあるかと思います。

さて、今回もここまでお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。


2004/1/28



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